知る編|地図を手に入れよう

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10. 振り返る

ふたつの振り返りについて説明するよ

アイデアをかたちにして、関係者や仲間になってほしい人たちにものがたりを伝えました。いかがでしたか?

振り返りでやりたいことはふたつあります。ひとつはチーム活動そのものの振り返り、もうひとつはアウトプットを評価して次のアクションを決めるための振り返りです。チーム活動の振り返りは、日々の振り返りと区切りでの振り返りがあります。

チーム活動の振り返り

日々の振り返り

チームで活動していると、さまざまな問題が起こります。追い詰められてチームが険悪なムードになることもあるでしょう。人によって関わりかたが異なるので、不満に感じたり負担に感じたりすることもあります。

コラボレーションする力」でも説明しましたが、定期的に振り返ることでチーム内のコラボレーション力を高めることができます。定例MTGなど、曜日や時間などを決めて振り返る時間を持つといいでしょう。

例えば、YWT(やったこと・わかったこと・次にやること)のフレームワークを使うのであれば、それぞれが「やったこと」を書き出し、やってみて「わかったこと」を共有します。「わかったこと」の中には、上手くいったこともあれば、うまくいかなかったこともあります。その上で「次にやること」を話し合います。ホワイトボードなどに書き出し、可視化して記録しておきます。

中には行動できなかった人もいるでしょう。それを責めるのではなく、なぜできなかったのか事情を話せるような雰囲気づくりも必要です。できない人を責めるのではなく、そのときできる人がカバーすればいいと考えてはどうでしょうか。

プロジェクトを継続していくと、メンバーそれぞれの関わりかたは変化していきます。1年後にはもしかしたら立場が逆になっているかもしれません。プロジェクトが成功する秘訣のひとつは、出入りが自由であることという研究者もいます。

区切りでの振り返り

例えば、企画のプレゼンが終わったあとなど、ひとつの区切りではメンバー一人ひとりにフォーカスして振り返ることをおすすめします。ひとりずつ、「自分ががんばったこと&申し訳なかったこと」を話します。それに対して、メンバーが「ここがよかったよ&ここはもう少しがんばって」と思うことを伝えます。

「ここがよかったよ」については、自分では気づいていなかったことを伝えてもらえることが多く、大きな自信になります。これが次のステップに進むための力になるのです。

アウトプットの評価とネクストアクション

アウトプットの評価

企画がかたちになって、関係者に話を聞いてもらいました。きっと、その場でたくさんのフィードバックをもらったでしょう。自分たちのプロジェクトなのですから、そのフィードバックをすべて受け入れる必要はありません。一方で、関係者の協力は必要ですから、協力してもらえるようすり合わせも必要です。

どこを活かし、どこを変更するのか、多方面から評価します。客観的な評価だけでなく、主観的な評価も重要です。なぜなら、自分たちが企画を通して実現したいことが最も重要だからです。ビジョンとも言い換えられますね。それを失ってしまっては、実践する意味がありません。

ネクストアクション

発表した企画は完成イメージに近いですが、いきなり実現するのは難しいですし、危険です。お金をかけてやったものの、利用者に受け入れてもらえなかったとなったら悲惨ですよね。ですから、最終的に完成イメージを目指すとしても、小さく試してみるといいでしょう。

小さく試すことで、下記を検証できます。それを踏まえて、さらにネクストアクションを考える。その繰り返しですね。

  • 対象と考えている人たちに受け入れられるのか
  • どんな反応が得られるのか
  • 実施する上での問題点はどこか

では、次に「小さく試す」ためにどんなことをすればいいのか見ていきましょう。

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