知る編|地図を手に入れよう

知る編|地図を手に入れよう

5. 探索・探究する

プロジェクトが始まったら、テーマについてさらにリサーチするよ

プロジェクトを組み立て、仲間を見つけて、ようやくプロジェクトがスタートします。必要に応じてさらにリサーチして、集めたことがらからインサイトを見つけて問いをつくります。リサーチでどんなデータを集められるかで、プロジェクトの質が大きく左右されるんです。

多様な視点を手に入れる

プロジェクトを組み立てる前にもリサーチを実施しましたよね。目的は、テーマのどこにフォーカスすべきかを探索することでした。もちろん、プロジェクトによってはスタートする前に徹底的にリサーチをするケースもあるでしょう。

でも、リサーチには手間も時間もかかるので、プロジェクトの目的を明確にして(あとで変わる可能性もありますが)、仲間を見つけてからリサーチすることで多様な視点を手に入れることができます。

多様な関係者(ステークホルダー)に話を聴く

プロジェクト開始前はデスクリサーチを中心に進める人がほとんどでしょう。では、プロジェクト開始後にはどんなリサーチが必要でしょうか。

例えば、「納得のいかない校則をなんとかしたい」というテーマなら、まずは対象となる校則に対してほかの学生はどう思っているのか、まずは数人、話を聞けそうな人にインタビューしてみるのもいいでしょう。

さらにインタビューが必要だと感じたら、校則をきっちり守っている学生、逆に校則を守らない学生、校則をうまくやり過ごしている学生などカテゴリを意識しながら話を聴き、多様な視点を手に入れましょう。また、教師はどう思っているのか、保護者はどう思っているのかも重要ですね。異なる立場からの意見も聴いておきましょう。

専門家に話を聴く

加えて、校則の歴史、他校や外国の校則の状況、文科省の資料、教育研究者の論文などで、問題に関する全体像をつかみます。機会があれば、文科省や専門家に話を聞いてもいいですね。ここまでくると、探索というよりは探究のためのリサーチといった方がいいかもしれません。

当事者へのヒアリングと客観的な資料の双方をリサーチすることで、なぜ現状が変わらないのか、変えるとしたらどこに働きかけるべきなのかが見えてくるでしょう。

リサーチの方法については、「解説|デザインリサーチ編」を参照してください。

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