ユーザの傾向を掴むため、定量的な情報を収集する調査だよ
紙やオンライン上でアンケート調査を行い、対象となる人々の傾向を探ります。質問項目の設計、回答者の選別も重要です。デプスインタビューを補完する調査や、デプスインタビューを実施する前のプレ調査として利用することもあります。
質問項目の設計
ほかのリサーチと同様、目的を決め、目的に応じて質問項目を考えます。一つのアンケートであれもこれも聞きたくなりますが、回答する人の立場に立って質問を精査しましょう。また、選択式なのか記述式なのかによって、得られる情報が異なります。目的に合わせて適切な方法を選びましょう。
回答者の選別
同じ質問をしても属性によって答えの傾向が異なります。単純に年齢や性別だけでなく、職業や住んでいる地域など、目的によって対象者を選別する必要があります。年齢別に調査したい場合は、それぞれの年代にバランスよく回答してもらう必要があります。回答の精度をあげたいのであれば、調査会社に依頼してアンケートを取るのもひとつの手です。
お金がなく調査会社に依頼するのが難しければ、回答者にばらつきがあることを踏まえた上で、傾向を見るためにアンケートを取得してもいいでしょう。いずれにせよ、やみくもにアンケート調査をするのではなく、必要に応じて実施することが大切です。