解説|フィードバック

アイデアのフィードバックを集める方法

アイデアのフィードバックを集める方法には、いくつかの効果的な手段があります。ここでは、3つの方法を紹介します。

ユーザーテスト

実際の利用者に近しい人たちを見つけ、感想やアドバイスを直接聞く方法です。

アイデアの初期構想を見せたり(アイデアのコンセプトシートやペーパープロトタイプなど)、実際に動く試作品(スマホアプリのUIプロトタイプなど)を使ってもらいます。

「解決策を気に入ってもらえそうか?」「共感を得られそうか?」という受容性を確かめたり、「実際に使ってみてどうか?」「使いづらいところはあるか?」という具体的な使い心地を聞いてみることもできます。実施形式は、オンラインや対面のどちらもありえます。情報の種類としては、感じたこと、見たことなどの定性的な言葉で表すデータが中心です。

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オンラインアンケート

ユーザーテストと同じく、解決策を実際に使う人たちに意見を聞く一つの方法です。

例えば、Googleフォームなどのオンラインサービスでアンケートフォームを作り、そのリンクをみんなに共有すれば、いろんな人からいろいろな意見を集めることができます。情報の種類としては、たとえば、「このアイデアを10点満点でどう思う?」のような定量的な数字で表すデータが中心です。ただし、フリーコメント欄を用意すれば、具体的な意見や感想もある程度確かめることもできます。

プレゼンテーション

自分やグループで考えたアイデアを、他の人たちの前で説明する方法です。

アイデアを実際に使う人や関わる人たちの反応を見るだけではなく、たとえば、学校であればクラスメイトや先生、会社であれば上司など、自分たちの考えに共感してくれる人や、その企画を一緒に進めていきたいと思ってくれる人を見つけるためにも、プレゼンテーションはすごく大切。プレゼンテーションをすることで、自分たちのアイデアを広げ、興味を持ってもらえる仲間、協力者を増やしながら、大事なフィードバックを集めることができます。

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次は、フィードバックを行う上で気をつけたいポイントを整理してみます。

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