書籍・論文・記事など資料を活用して情報を集めて、整理する調査だよ
デスクリサーチは、その名が示すとおり、机上での調査です。書籍、論文、政府などから刊行される白書はもちろん、関連する資料、Webサイトの記事、SNSの投稿なども調査の対象です。プロジェクトの始まりから終わりまで、必要に応じて行います。プロジェクトが始まったら、毎日のように関連記事をリサーチするようになるのではないでしょうか。
問いを見つけるために
まずは、テーマを絞り込むために情報を集めます。ある程度絞り込んだら、どこに課題や価値があるのかを発見するためにさらに細かく調べていきます。この時点では、書籍、論文、政府などから刊行される白書、民間の調査機関のレポート、Webサイトの記事などが参考になるでしょう。
アイデアを広げるために
具体的なアイデアを考える際には、類似事例や転用できそうな事例を調べます。最初に生まれたアイデアのいくつかは、すでに実現されていることがほとんどです。早めに調べれば、それほどショックを受けないはず。ですので、アイデアが生まれたら、まずは事例調査を忘れずに。また、ほかの分野や地域の事例がヒントになることも少なくありません。例えば、子ども向けのサービスが高齢者向けのサービスにも転用できる可能性がありますよね。
実現可能性を高めるために
企画が具体的に見えてきたら、どんな技術や素材を利用すればいいのか、どれくらいコストがかかるのかを調べる必要があります。場合によっては、想定していた素材は高すぎて使えないということも。調べても判断できない場合は、専門家にヒアリングするといいでしょう。詳しくは「インタビュー」で説明します。
引用元を記録しよう
書籍、政府や民間企業の調査結果の出典はもちろんのこと、Web記事やSNS投稿についてもいつ閲覧したのかを記録しておきましょう。また、Web記事やSNSの投稿については真偽を疑うことも必要です。誰が何をもとに書いたものなのか、その元となる情報源を特定するよう意識してください。