問いからアイデアをかたちにする流れを把握するよ
問いをつくったら、次はアイデアを発想します。インサイトの発見や問いづくりをしているときに、すでにいくつかアイデアが浮かんでいるかもしれませんね。でも、そのアイデアに固執せず、いったん手放してアイデアを広げてみましょう。
可能性を広げてから絞り込む(発散と収束)
デザイン思考では、「拡散して収束して、拡散して収束して・・・」と言われます。リサーチでも最初は広く探索的なリサーチを行い、徐々に絞り込んで、最終的に解くべき問いやアプローチすべきポイントを見つけます。アイデアをかたちにするときも同じなんですよね。
まずは可能性を広げて、模索しながら狭めていく。必要であれば何度も繰り返します。これでいいやと妥協するのではなく、納得がいかなければもう一度やってみる。そんな姿勢で取り組みましょう。
可視化を意識しよう
頭の中だけで考えると思考がループして、なかなか先に進まないことがあります。早い段階でアウトプットのイメージを描くことで、アイデアをブラッシュアップしやすくなります。
チームでアイデアを考えるときも同じです。例えば「ワクワクするような」と表現したとき、イメージするものは人それぞれ異なりますよね。だから、可視化して共通認識を持つことが大切です。
「解説:アイデア発想編」の「2. アイデアを広げよう」では、アイデアの広げかたを解説しています。アイデア出しをする前に、あるいやアイデア出しに行き詰まったときにもヒントとして読んでみましょう。